☆親知らずってなぜ抜くの?☆
皆さんこんにちは!
トリートメントコーディネーターの山中です。
10月も半ば。日差しはまだ暑いくらいの日もありますが、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
さて、本日は親知らずのお話。
「早く抜いたほうがいいですよ」と言われていても自覚症状がなかったり、症状があっても一時的だったりで「本当に抜かなくちゃいけないのかな~?」「なんで抜かないといけないのかな~?」とつい疑問だらけになりがちなのが、親知らずの抜歯です!
でも、「痛いし…、怖いし…、忙しいし…」なんてつい先延ばしにしていると大事な隣の歯まで失ってしまうこともあるんです!!!
まず、親知らずとは…!?
一番最後に生えてくる奥歯です。
標準的には18歳~20歳の頃に生え、本来、よく噛んで食べる時に役立つはずの存在でした。
ところが、現代人のあごの骨格は、食事が軟らかくなるに従ってスリム化する傾向にあり、発育が不十分であることがめずらしくありません。
先に生えそろっている永久歯の歯列が並ぶだけでも、あごのスペースはいっぱいいっぱいです!!!
親知らずのスペースがないために、すでに生えている永久歯にひっかかって埋まったままになったり、間違った方向に生えて、トラブルの原因になるケースが大変多いのです💦
このように親知らずが生えている所にはプラークも溜まりやすく、むし歯になったり、歯茎が炎症を起こして痛みが出たりします。
よく、「親知らずって抜いても大丈夫なんですか?」と質問を頂くことがあります。
親知らずは軟らかくなった現代の食生活に合わせてすでに役割を終えつつあると考えられています。
隣の第二大臼歯と比べて歯根が短く、噛む力も噛み合わせに担っている役割も小さくなっています。
先天的にまったく生えない人も増えていますが、実際の所、親知らずがない為に不自由をしているという人はまずいないと思われます。
そこで、すでに生えそろっている永久歯をあとから生えてきた親知らずが痛めてしまう場合、親知らずを抜き、重要な役割を果たしているほかの歯の永久歯を守ることになります😀
もちろん正常に生えて、上下がきちんと噛み合っている親知らずならば、抜く必要はまったくありません😊
歯茎の腫れを繰り返していたり、むし歯になっていたりする方は早めの抜歯をオススメします。
親知らずの生え方も個人差があり、一番奥に位置しているためご自分では親知らずの状況が分かりにくいかと思いますので、気になる方は一度ご来院くださいね。
2021年10月14日 (木)
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