今人気のインビザライン矯正とは?歯並びを快適に治療できる理由
マウスピース型矯正装置のインビザラインは、日本でも年々、人気が高まっている矯正法です。おそらく皆さんの身の回りでも、インビザラインで歯並びを治した方がいらっしゃることでしょう。インビザラインを愛用するタレントや芸能人も多く、その人気はとどまることを知りません。そこで今回は、なぜそこまでインビザライン矯正が人気なのか、具体的な治療方法やメリット・デメリット、ワイヤー矯正との違いなどをわかりやすく解説します。
そもそもインビザラインとは?
インビザラインとは、アメリカで開発されたマウスピース型矯正装置です。本国アメリカではもちろん、日本を含めた全世界で最も普及しているマウスピース矯正のひとつです。透明なマウスピースを装着することで、歯並びの乱れを改善できます。いわゆるワイヤー矯正とは、歯を動かすメカニズムが根本的に異なる矯正法といえます。
インビザラインのメリット
インビザライン矯正には、以下に挙げるようなメリットがあります。
装置が目立ちにくい
インビザライン矯正の最大のメリットは、装置が目立ちにくい点です。マウスピースは透明な樹脂で作られており、装着していても周囲に気付かれることがまずありません。従来の矯正治療では、金属製のワイヤーおよびブラケットを歯の表側に装着しなければならないため、少しでも口を開けたら矯正中であることがすぐにわかります。周囲の人はそれほど気にはしないことかと思いますが、ご本人からしたらやはり気持ちの良いものではないでしょう。インビザラインであれば、そんな問題をきれいに解消できます。
装着感が良い
インビザライン矯正で用いるマウスピースは、透明で目立ちにくいだけでなく、歯列にフィットした形態を採っています。しかも、厚みが0.5mm程度しかないため、装着時の違和感・異物感が極めて少ないです。インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上装着しているものなので、装着感の良し悪しは非常に重要な要素となります。
歯の移動に伴う痛みが少ない
ワイヤー矯正では、金属製の矯正ワイヤーを使って、比較的強い力で歯を移動させます。その分、歯を大きく移動させるのに適しているのですが、矯正に伴う痛みや不快感も大きくなりがちです。その点、比較的弱い力で歯を移動させるインビザラインは、矯正に伴う痛みも少なくなっています。これもまたインビザライン矯正における大きなメリットのひとつといえます。
矯正装置のトラブルが少ない
インビザラインにおける装置のトラブルといえば、マウスピースを誤って破損してしまう程度です。マウスピースはとてもシンプルな装置であり、取り扱いを誤らなければ、大きなトラブルに見舞われることはありません。仮にマウスピースが破損してしまったとしても、歯型や治療計画のデータが保存されているので、すぐに複製することが可能です。これは従来の矯正法にはない利点です。複雑な構造をしたワイヤーでは、装置の脱落や破損、歪みなど、数多くのトラブルが想定されます。
矯正前と同じように食事が楽しめる
インビザラインのマウスピースは、食事の際に取り外すことができます。矯正装置に気を配る必要がなく、治療を開始する前と同じように食事を楽しむことが可能です。本来であれば、矯正装置の破損につながる硬い食べ物・粘着性の高い食べ物なども気にせず自由に食べることができます。矯正中の食事制限がないというのは、患者さまにとって極めて大きなメリットといえます。
マウスピースとお口のお手入れがしやすい
矯正治療を始めるにあたって不安に感じる点として、むし歯や歯周病のリスクの上昇が挙げられます。一般的な治療法であるワイヤー矯正は、装置のすき間などに食べかすが詰まりやすく、衛生状態が悪くなりがちです。その点、インビザラインでは歯磨きの際にもマウスピースを取り外せるため、矯正中だからといってむし歯・歯周病リスクが上がることはありません。また、矯正装置のお手入れもしやすく、常に衛生的な口内環境を維持することが可能です。さらに、インビザラインのマウスピースは使い捨てであり、仮に汚れたりしてしまっても1週間後に新品のマウスピースに交換することができます。
他のマウスピース矯正に比べると
歯の動きがスムーズで正確な動きをする
マウスピース矯正といっても、数多くの種類がありその精度も様々です。世界NO1のシェアを誇るインビザラインは他のマウスピース矯正に比べ多くの実績とデータを基にマウスピースの材質やデザインが最大限効果的となるよう設計されています。実際、ほかのマウスピースはインビザラインを目指して開発されているようですが、まだまだ技術的に追いついておらず、大きな差が出ている現状があります。
光学スキャナーで現在の歯の状態を数分でスキャンし、術後のシミュレーションを作成しイメージを視覚でお伝えできることも人気のある要因です。
インビザラインのデメリット
インビザラインには、たくさんのメリットがありますが、同時にデメリットも存在しています。インビザライン矯正を検討中の方は、以下に挙げるデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。
すべての歯並びに適応できるわけではない
インビザラインの技術は、年々進歩しており、適応できる症例も徐々に広がっていますが、すべての歯並びに万能というわけではありません。これはワイヤー矯正が得意とする歯の移動と、インビザライン矯正が得意とする歯の移動が違うからです。状態によってはお勧めできない場合もございます。
1日20時間以上装着しなければならない
インビザラインのマウスピースであるアライナーは、1日20時間以上装着しなければなりません。この装着時間を守れないと、治療計画にズレが生じてしまいます。その結果、治療期間が延びたり、改めて計画を立案する必要が出てきたりするため要注意です。しかし、いわゆるワイヤー矯正は24時間365日装着しなければならないので、それと比較するとかなり負担も少ない矯正法といえます。
飲み物を飲む時にもマウスピースは外す
インビザライン矯正では、食事の時だけでなく、飲み物を飲む時にもマウスピースを取り外さなければなりません。マウスピースをしたまま飲み物を飲むと、歯との間に糖分や着色性の物質が停滞してしまうからです。これを面倒に感じる方は少なくあります。ノンシュガーで色の付いていない飲み物であれば、マウスピースを着けたまま飲んでも問題ありません。とはいえ、基本的に水以外の飲み物を口にする際には、マウスピースを取り外した方が良いといえます。
まとめ
このように、インビザラインにはワイヤー矯正にないたくさんのメリットがあり、年々人気が上昇しています。周囲に気付かれず、快適に歯並びを治したい方にはおすすめの矯正法です。当院では無料シミュレーション作成をしていますのでお気軽にご相談ください。
2021年6月15日 (火)
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